クリニック開設は、開設候補地・物件探しから全てが始まります。

当コラムでは、クリニック開設(とくに美容クリニック)における物件探しの重要性について解説します。

クリニック開設候補地・物件候補を見つける。

物件が決まらないと何も始まりません。

新規クリニックを開設する際には、保険診療であっても自由診療であっても、まずは「開設候補地および物件候補」を見つけることから全てがスタートします。

開設候補地が決まったら、保険診療クリニックの場合は診療圏調査を行いますし、自由診療クリニックの場合は周辺の競合クリニックをリサーチします。

保険診療の場合は、診療圏調査が全てと言っても良いでしょう。基本的に近隣住民が受診するわけですから、見込み患者数に対して診療科が不足している土地を狙うのが鉄則です。

一方、自由診療クリニックの場合は、診療圏調査はあまり役に立ちません。自由診療における開設地の選び方については、次項で詳しく解説します。

開設候補地および物件を見つけたら、設計・施工会社にクリニック内装の見積もりを依頼します。

クリニック開設に際して銀行の融資を受けるとしたら事業計画書が必要になりますが、内装費用を詳しく記載する必要があります。

自由診療クリニックの開設地・物件探し

自由診療クリニック、とくに美容クリニックの開設地や物件を探すときのポイントを説明します。

まず結論から述べると、美容クリニックを開設する場合は「競合クリニックが多い場所」を選ぶべきです。

意外に思う方も多いかと思いますので、詳しく解説させて頂きます。

例えば、銀座だけで70件を超える美容クリニックがあります。同じビルのなかに、競合クリニックが同居しているケースも珍しくありません。

それでも、たいていの場合は各クリニックの売上が下がることはなく、むしろ双方とも上がることの方が多いのです。

ショッピングモールみたいなものです。

お客様は、いくつかのクリニックを候補にあげて、その中から自分に合った美容クリニックを選択します。

その際に、同じ街、さらには同じビルにクリニックがあった方が比較しやすいでしょう。

宣伝効果も期待できます。

同じビルにある2つの美容クリニック、片方のクリニックを受診なさるお客様には、必ずもう片方のクリニックも目にとまるはずです。

漫画ブラックジャックのように超人的な特殊技術でもあれば、人里離れた小高い丘の上のクリニックでもお客様は訪れるでしょうが、現実的ではありません。

美容クリニックは、あえて「競合がひしめく激戦地」に開設するべきです。

ビサイドUがお役に立てること

◾自由診療クリニック(とくに美容クリニック)の開設候補地および物件探しのお手伝いをさせて頂きます。

◾信頼できる不動産屋さんや設計・施工会社をご紹介します。(マージンなどは一切もらっていませんので、どうぞご安心ください。)

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